社会貢献

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人文学部地域社会貢献事業

英語劇

人文学部は、2001年より毎年春にシェイクスピア・ホールで、ポール・ステッビングズ芸術監督率いるインターナショナル・シアターカンパニー・ロンドン(ITCL) による、シェイクスピア劇の上演を主催しています。これまでに上演された作品は『ハムレット』、『マクベス』『リア王』、『オセロー』といういわゆる四大悲劇や、『ロミオとジュリエット』や『夏の夜の夢』といったおなじみの人気作品、『空騒ぎ』、『じゃじゃ馬慣らし』や『ヴェニスの商人』といった喜劇作品が含まれます。

演劇は、劇団(役者)と観客が劇場という場で、ともに影響しあいながら目に見えないものを見える形に、すなわち、人の世の人のこころの姿を現前させていく創造だ、といえるでしょう。

舞台から見たシェイクスピアホールの座席
舞台から見たシェイクスピアホールの座席
平成27年度『ヴェニスの商人』上演風景
平成27年度『ヴェニスの商人』上演風景

ITCLはミニマムな舞台装置のもと、(一人何役も演じ分けながら、裏方の仕事のすべてもこなす)6名程度の俳優の肉体のうごきと声や彼ら自身が演奏する楽器をつかって、この創造を仕掛けます。彼らのもつ訓練された身体の研ぎ澄まされた表現力は、音が見事なシェイクスピアのことばと相まって娯楽性の高い「ライブ」に観客をいざなうのです。

シェイクスピア・ホールに集まる観客は、本学の学生だけでなく、毎年200名近い参加をいただいている地域の方々も加わることで構成され、はっとしたり、うっとりしたり、また爆笑したかと思えば、深い感動で涙をにじませる体験をともに分かち合っています。

シェイクスピア・ホールは、400年前のロンドンで多くのシェイクスピア劇が上演されたグローブ座を模してデザインされた劇場です。『ヘンリー五世』の冒頭に当時の劇場の形に言及していると考えられる台詞があります。

画像は明星大学所蔵のファースト・フォリオ(MR774) Sig. h1より
(画像は明星大学所蔵のファースト・フォリオ(MR774) Sig. h1より)

「この木造りのO[アルファベットの“O”]」がO字型、つまり円形の木造建築としての劇場を指していると考えられるのです。これが、発掘によって20角形であったことが判明したグローブ座をさしているのかどうかについては、グローブ座のこけら落としが1599年のいつ行われたのかを特定する必要があるため断定することは容易ではありません。いずれにしろ、多角形(ちなみに、薔薇座は発掘により14角形であったことがわかっています)の屋外劇場のことを指していることは間違いなさそうです。

人文学部は、2001年より毎年春にシェイクスピア・ホールで、ポール・ステッビングズ芸術監督率いるインターナショナル・シアターカンパニー・ロンドン(ITCL) による、シェイクスピア劇の上演を主催しています。これまでに上演された作品は『ハムレット』、『マクベス』『リア王』、『オセロー』といういわゆる四大悲劇や、『ロミオとジュリエット』や『夏の夜の夢』といったおなじみの人気作品、『空騒ぎ』、『じゃじゃ馬慣らし』や『ヴェニスの商人』といった喜劇作品が含まれます。

グローブ座の模型
グローブ座の模型

シェイクスピアのグローブ座が屋外劇場であったのに対し、明星大学のシェイクスピア・ホール(12角形、サイズはグローブ座よりやや小さく、薔薇座よりは大きい)は全体に屋根のある屋内劇場だというところは違いますが、同じように「天」を支える大きな柱が二本そびえる舞台は、観客にとっても俳優たちにとっても他に類をみない空間として、そこで繰り広げられる演劇体験を特別なものにしているようです。

人間社会の抱える諸問題をとりあげ、こたえを提供するのではなく、考えさせて楽しませるという戦略をとるシェイクスピア劇のより深い理解、より面白い観劇体験を目指して、人文学部では、観劇の前にシェイクスピアの台詞を英語のままみなさんで発声しておく事前講義も行っています。