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社会福祉法人横浜博萌会
川崎こども心理ケアセンターかなで

卒業生 H・M

2016年度 福祉実践学科卒業

Q1. 現在のお仕事について教えてください

児童心理治療施設で生活指導員をしています。施設には児童相談所で保護・措置された、さまざまな事情で家族と離れて暮らす幼児~高校生までの子どもたちが暮らしています。私は主に小学生~高校生が暮らす生活ユニットで働いています。
 安心・安定した日常生活をともに送りながら、具体的には個々の子どもに生活用品を揃える・通院や買い物の付添・整理整頓やお金のやりくりなど生活の知恵を教えるといった支援をしています。
 専門性の高い施設であるため、生活指導員だけではなく常勤の児童精神科医、看護師、臨床心理士も配置されています。また、施設内にある小中学校の先生との関わりもあります。子どもへの直接的な支援と同時に専門職同士の他職種連携も欠かせません。
 どの子にも退所する時には、困った時に誰かに頼れる、人を頼るのも悪くないと思える子になってほしいという思いで働いています。

Q2. 大学時代どのように過ごしていましたか。また、その時の経験が、今どのように活かされていますか?

大学在学中は、できる経験をとにかくたくさん積もうと奮闘した4年間でした。具体的には、福祉施設でのボランティア活動、学科の新入生のアシスタント(SA)、一般企業のインターン、社会福祉士やSSW(スクールソーシャルワーカー)の実習、ハワイの福祉を学ぶ海外研修などです。大学と繋がりながら外の世界を体験したことで、その時々の気付きや疑問を学科の先生とお話しする時間がとても充実しており、自分自身も成長できました。
 卒業後、職場では外部研修の担当者となり、同じ市内の児童福祉施設の方々と共同で現場の外で学びたい・話したい学習会や交流会を定期的に開催しています。子どもたちの成長を支えるために、日々自分も学び成長していくことを心がけられているのは、大学での経験があったからだと思います。

Q3. 思い出に残っている授業や課外活動などはありますか?

相談援助論の授業の中でいわゆるゴミ屋敷に住む人の支援を扱った動画を視聴した際に、先生が「地域の”困った人”を”困っている人”ととらえるのが福祉の専門職です」とお話ししていたことが印象に残っています。それまで私は、困っていると助けを求める人に支援するのが福祉だと考えていましたが、それだけではないのだとはっとさせられました。
 福祉実践学科の授業では基本的な技術や知識ももちろんですが、それぞれの先生から福祉専門職としての大切な視点も多く教わりました。特にこの言葉は、いまの職場でも、困った言動が目立つ子どもについて考える時によく思い出しています。単に言動を改めさせるのではなく、何が要因なのか、何を感じているのか、支援者として自分はどんなことができるかと日々試行錯誤しています。

Q4. 後輩たちへのアドバイスをお願いします

福祉実践学科の皆さんのなかには、まだ福祉職に就くかどうか悩んでいる人もいると思います。私自身、実習をした上で就職にあたり他の業界に興味を持ったこともありました。卒業生にも福祉の視点を身につけて他の業界で働く人も福祉の現場で働き続けている人もいます。自分が進みたい道を在学中に見つけてみてください。時間がかかっても大丈夫です。学科の先生方は、どの先生も学生の話を本当によく聞いてくれますし、学生を応援してくれる心強いサポーターです。迷いがあった時は先生に相談してみることをお勧めします。
 大学は卒業さえできればいいという考え方もありますが、こんなにも時間も何かを得られる環境も揃っている学生時代は今だけです。一つでもなにかに一生懸命になったり、ものすごく悩んだり、何かに気づいたり…卒業後に「大学時代はこんなことがあった」と思えることができますように。
 皆さんのご活躍をお祈りしています。

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メッセージ

入学を考えている方へ
 福祉実践学科は入学前から福祉の知識や高い志が必要というわけではありません。
 私は入学してから福祉の幅広さやさまざまな制度を知りました。福祉は人生で必ずどこかで関わる分野なので社会に出る前の勉強としてもとても役に立ちます。
 色々な先生、色々な学生がいる温かく心地よい学科です。オープンキャンパスで是非福祉実践学科のブースに足を運んでみてください。