STORY01
入学前
Q1 なぜ、明星大学に進学しようと思ったのですか?
人間社会学科、熊本先生の書籍「辺野古入門」との出会い(M・Y)
教職免許を目指していたということもあって、高校2年生のときに先生との面談で相談してみたところ、教職課程がある大学を調べていただきました。その中に明星大学があって進学を考えるようになりました。
教職免許の取得を考えていた私が、明星大学の教育学部ではなく人間社会学科を選択した理由は、熊本先生の「辺野古入門」です。
私は以前から沖縄県の辺野古の問題に関心があって、中学校、高校と2度ほど沖縄に訪れたことがあります。辺野古にも行く機会があったのですが、そのとき、座り込みで反対運動をされている方たちを見かけました。
そんな折、父親から「辺野古入門」という本を勧められて読んでみました。今まで、反対運動をされる方々の声しか聞けていなかったのが、その本を通じて、逆に辺野古新基地建設を条件付きで受け入れている住民の意見を知りました。本土に住む私には一見不合理に思えた受け入れが、辺野古の住民たちにとっての合理性があるということを学びました。このように、『辺野古入門』を通して辺野古に関わるこれまでの経緯や歴史だけでなく、様々な方の視点を多角的に知ることができた経験から、人間社会学科の熊本先生に興味を持ち、進学することを決めました。

熊本先生の「都民提案」を始め、
様々な地域問題を学んでみたいと思ったんです(S・A)
高校生のときに文化祭のお弁当作りの企画に携わったことがあって、そのとき、地元地域の企業の方々とお話する機会がありました。そこで、シャッター商店街を復活させようという企画のお話があり、その企画にも参加させていただきました。その取り組みがとても楽しくて、いつしか地域と関わることに興味をもち、地域社会学を学びたいと思うようになりました。
進学に向けてWebで大学のことを調べました。そこで明星大学のことを知って、オープンキャンパスに参加したところ、人間社会学科の熊本先生のゼミの紹介で、「都民提案」というものを知って「これやりたい!」と思うようになりました。
最初のきっかけはそれだったのですが、その後も色々調べていくと、団地の住民の方々と関わる取り組みだったり、沖縄の地域問題を取り扱っていることを知って、「ここで学んでみたい」って思いがより強くなり、人間社会学科へ進学することを決めました。
Q2 入学に向けて、どのような準備をしましたか?
目指すと決めてからは、ひたすら勉強、勉強、勉強!(M・Y)
明星大学を目指すことを決めてから、塾でひたすら勉強していました。朝9時から夜9時まで塾の自習室が空いていたので毎日通い続け、赤本などの過去問を解きまくっていました。
私の1つ上の姉が、大学受験のためにひたすら勉強している姿を見ていたせいか、自分も当たり前のように姉と同じく勉強していた感じです。
モチベーションを保つために意識していたことは、辛いことがあったり、ちょっとでも分からないことがあったりした時は、すぐに高校の先生や塾の講師に相談しに行って解消することです。先生方からは後押ししてくれるようなアドバイスなどもいただけたので、それがモチベーションにつながったんだと思います。
年内入試、グループディスカッションの練習相手は校長先生!?(S・A)
進学のために一般選抜試験での受験も考えたのですが、3つ上の姉が大学受験の際に一般選抜試験で大変そうな姿を見て、いつしか年内入試の学校推薦型での受験を目指すようになりました。最初の頃は成績が振るわなかったのですが、ひたすら定期テストの勉強をして推薦をいただくことができました。
入試ではグループディスカッションが課されていたのですが、校長先生が特別に練習を組んでくれました。初めはびっくりしましたが、校長室での練習は適度な緊張感をもってできたのでとても良かったです。
両親に関して言うと、父が優しめで母が厳しめだったのですが、自分にとってそれがバランス良く刺激を受けれる環境で良かったのかなと思います。褒めてくれるところは褒めてくれるし、ダメなところはもっと頑張ったらいけるよと励ましてくれました。
STORY02
入学後
Q3 入学してから現在までの振り返りをお願いします
1年生でひたすら社会学を学び、2年生では社会学以外の教養を。
学業以外の経験もあって視野を広げることができました(M・Y)
1年生の頃は、せっかく頑張って入った大学なので、知りたい社会学を中心に授業を履修しました。シラバスを読み込んで、気になる社会学をひたすら学びました。
2年生になってからは、社会学に加えて、全学共通科目で開設している心理学や地理の授業を履修しました。自分が今まで興味がなかった分野も学ぶことで、自分の知識、教養、視野を広げることができたと感じています。
1年生の後半にゼミ選びがあるのですが、熊本先生のゼミのほかにも興味深いゼミがあったので、どちらのゼミにするかとても悩みました。一人では判断ができず、SAの先輩学生に相談して、最終的に熊本ゼミを選びました。3年生の5月には、その熊本ゼミの活動の一環で沖縄のほうにフィールドワークに行ってきました。
また、1年生からの2年間はアウトドアのサークルにも入っていて、他学部の学生と交流することで視野が広がったと実感しています。
また、学外の活動にはなりますが、高校2年生からずっと、人種差別やLGBTQなどの社会問題について議論し合う団体に所属していて、そこで知識を深め、他者の意見を聞き、議論を深めることで、視野を広げることをしてきました。今の自分の考え方や価値観があるのは、その経験のおかげだと思っています。

人間社会学科の先生たちは、学生の意見を否定せず、
むしろ深めてくれます(S・A)
入学した時に不安だったことが2つありました。1つは友人ができるか?もう1つは授業についていけるか?でした。特に人間社会学科の授業ではグループワークが多く、毎回違うメンバーとグループになることが多かったのでとても不安でした。ただし、結果的にそのような機会があったおかげで、多くの友人ができたので自分にとって良かったと感じています。
人間社会学科で扱う社会学というのは正解がない課題が多いというか、高校までと違って答えが一つじゃないというところがあります。人間社会学科の先生方は、学生の意見に対して否定は絶対にしないし、「そういう考え方もあるね」と言ってくれるので、自分の意見も言いやすくグループワークでも発言が多くなりました。加えて、ほかの学生から自分では想像していなかったようないろいろな意見が聴けて、多角的な視野が身につくと思います。先生方はそのような学生の意見を否定せず、むしろ深めてくれるようなイメージです。
このようなグループワークを経験してきて思うのは、1年生の頃は受け身の状態で、他の学生が出した意見に対して肉付けする程度だったのが、2年生の初めの頃から自分から積極的に意見を言えるようになったということです。さらに3年生になった今は、他の人の意見を聞きたい、引き出したいと思えるようにもなりました。
人間社会学科の良いところの一つに、興味関心がなかったことも学べることがあげられます。私は当初、熊本先生の「都民提案」に興味があって、沖縄のことはあまり関心がありませんでした。しかし今では、沖縄のフィールドワークにも行って、現地のことを知ることで広い視野をもてるようになったと感じています。

STORY03
卒業後
Q4 どのような社会人生活を送りたいですか
自分の強みは「努力し続けられること」、
企業選びの軸は「自分の市場価値を高められること」(M・Y)
現在、就職活動に取り組んでいます。企業選びの軸として「自分の市場価値を高められること」と「若いうちから成長できる環境があること」を重視しています。
大学2年生の頃に人間社会学科の学科専属のキャリアカウンセラーに相談し、自己分析や業界・企業分析等の基本的事項を教えていただいたことが、今とても役立っています。
今は広告業界のマーケティング職に興味があって、特にコールセンターでのアルバイト経験を通して、クライアントの商品を顧客に売るという、それぞれのニーズに応える楽しさに興味を持っています。また、コンサルティング業界にも関心があります。今はその土俵にあがれるために、自己分析、幅広い業界や企業の研究を進めているところでして、SPI対策にも力を入れています。
自分の強みは、努力を続けられることだと思っています。中学校、高校時代はオーケストラ部でバイオリンを担当していて、高校2年生のときにはコンサートミストレスも務めました。そうした経験から、責任感や継続力が身についたと感じています。
また、普段から意識しているのは、親に高い学費を払ってもらっているということです。授業で先生が何を伝えたいのかをしっかりメモに取り、集中して取り組んでいます。
そして、社会人になってからも自分の強みでもある「努力し続ける力」を活かし、自己努力だったり、興味関心があるものについては学びを深めていきたいと考えています。海外にも行ってみたいと思っていて、他国ならではの考えや文化を知って現地の人たちとの交流を通じていろいろな視点を持つことが、将来の選択肢を広げることにつながると感じています。

人と関わる仕事がしたいです
そして、大学で学んだ多角的視点を生かしたいです。(S・A)
就職を考え出したのは2年生の後期です。キャリア系の授業を履修していたこともあり、自分のキャリアや就職活動を意識し始めました。
現在、就職活動中である私は、授業でグループワークが多かったことや接客業のバイトをしている経験から、人と関わる仕事がしたいと考えています。また、人材業界にも興味があります。例えば、企業における「採用人数が少ない」「離職率が高い」といった様々な問題に対して、企業の人の視点だけでなく、外部の人だからこそ見えるものがあるのではないかと思っています。大学で学んだ多角的視点でのモノの考え方や捉え方が、そのような企業の問題解決に役立つのではないかと考えています。
また、人材業界のほかにも業界研究をしていますが、人と関わる仕事ということを意識して他の業界にも目を向けているところです。
就職後は、大学ではできなかった一人暮らしをしたいと考えています。一人暮らしをすることで、生活習慣も整えられ、自分自信の管理能力が向上できると思います。

Campus Life
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メッセージ
明星大学は自分の「知りたい、学びたい」を叶えてくださる大学なので、小さなことでも探求心をもって大学生活を送ってほしいです。その探求心が次の「知りたい、学びたい」に繋がり、より学びを深められると思います。なので是非自己成長に繋がる大学生活にしてほしいです。あとは、たくさん友だちと思い出を作って人生の夏休みとも言われる学生生活を思いっきり楽しんでください!(M・Y)
人間社会学科は幅広い分野について学ぶ事ができるので、まだやりたいことが決まっていない人も大歓迎です!座学だけではなく、グループワークやフィールドワークも多いため、楽しく学ぶ事ができます!少しでも興味がある方、人間社会学科でお待ちしてます!(S・A)