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国際コミュニケーション学科 田中 瑞紀さん

国際コミュニケーション学科

田中 瑞紀さん

tanaka mizuki

都立昭和高等学校卒業、3年生

Q
「フィールドワーク」という授業について教えてください。
A
「多様な文化や価値観を柔軟かつきめ細やかに理解する」という目標のもと、海外に行き異文化に直接触れます。選択した教員ごとに行き先が異なります。
私は1年生の時にアフリカにあるタンザニア共和国のザンジバル島に10日間行きました。 3年生ではカンボジアに9日間行きました。
「フィールドワーク」という授業について教えてください。
Q
1年生で行ったザンジバルではどのようなことをしましたか?
A
町の人々が集う場所や浜辺でお話をしたり、子どもたちに折り紙を教えてあげたりして仲良くなりました。私たちの活動拠点はストーンタウンという世界遺産にもなっている町でした。海に面していてとてもきれいな夕焼けの風景が印象的でした。さらに、現地の人がとても気さくで、外国人である私たちにも友好的でした。
研修に行く前に、現地のことを勉強したり、どういうことをどんな年代の人に質問するか等内容を考えてから臨みました。
Q
ザンジバルの現地の方とふれあうことで、何か分かったことはありましたか?
A
アフリカに対する固定観念が変わりました。ザンジバルに行く前は「貧乏で、ストリートチルドレンがいるところ」と思い込んでいました。たまたま行った地域がそうではないだけなのかもしれませんが、海の美しさ、楽しそうで社交的な子どもたちに触れ、自分の思い込みを払拭できた良い機会になりました。
さらに、英語で話したいという気持ちも強く持つようになりました。
Q
3年生のカンボジアではどのようなことをしましたか?
A
地雷博物館やアンコールワットの遺跡を見学したり、現地の大学生と協働で小学校へ理科実験の授業をしました。
授業内容は、以下の5種類を用意しました。4グループに分かれて授業の進め方など準備をしました。
①お酢と重曹を使って風船を膨らませる実験
②水と塩を使ってアイスキャンディーを作る実験
③浅漬けを漬ける実験
④段ボールの空気砲作り
⑤燃焼と気圧の原理を利用してコップに水を集める実験
小学生にも、触って、見て、食べて等五感を活用して分かりやすい実験を心がけました。
3年生のカンボジアではどのようなことをしましたか?
Q
現地での実験授業で苦労したことはありましたか?
A
日本で実験のリハーサルをしたときは室内でしたが、現地では外で行ったので、火や風といった条件の下、実験が成功しないことがありました。 現地の小学生に「伝える」苦労もありました。私たちは英語で現地の大学生にまず話し、それを現地のクメール語に通訳してもらい小学生に伝えます。もちろん全部通訳に頼るのではなく、日本でクメール語を少し勉強してから臨みました。現地でクメール語を話したときは、小学生がとても喜んでくれたのを覚えています。
さらに、私たちの間で「伝える」苦労もありました。現地の大学生と理科実験の準備段階で相談する時に、自分達のグループ内で口数が少ない子の発言回数がだんだん減り、英語の得意な一部の学生だけになっていってしまう時がありました。それではここに来た意味がないと思い、なるべく多くの学生が英語を使って現地の大学生とコミュニケーションがとれるようにいろんな子に話をふって、みんなが同じように共通認識を持てるよう心がけました。
Q
苦労した分、達成感はあったでしょうね。
A
そうですね。最初に調達した実験器具よりも、現地のペットボトルの方が実験が見やすかったり、予想以上に大勢来てくれた小学生のために実験風景が分かるように模造紙を現地調達し説明を補足したり、実験台数を増やしたりしました。思い通りにいかないはがゆさもありましたが、たくさんの小学生に来てもらえましたし、反応もすごく良かったです。とても達成感がありました。
Q
フィールドワークを通じて、英語は上達出来ましたか?
A
2つの国へのフィールドワークの他に、さらに2年生の時には通年(=1年間。この時は夏期休暇などもあり実質8ヶ月)でカナダに語学留学もしました。半期か通年か迷いましたが、親が「せっかく行くチャンスがあるんだから行ってきたら」と背中を押してくれ、通年で留学をすることにしました。カナダ留学から帰国後、しばらくして受検してみたTOEICでは200点くらい点があがったのでびっくりしました。
3年生のカンボジアではどのようなことをしましたか?
Q
カナダではホームシックはありましたか?
A
現地に着いてすぐホームシックになりました。あとは、日本人観光客で賑わう夏場にもかかりました。でも留学生同士でいろいろ話せて、いつのまにか治っていました。
Q
英語を積極的に学ぶ姿勢が感じられますが、何かきっかけはあったのですか?
A
幼少期に、両親の外国人の恩師と話す機会があったのですが、うまく話せず、父は話せるのになぜ自分が話せないんだろうという悔しさが根底にありました。「悔しい気持ち」がきっかけかもしれません。
英語を積極的に学ぶ姿勢が感じられますが、何かきっかけはあったのですか?
Q
ザンジバル、カナダ、カンボジアと積極的に活動されていますね。
高校でも学校の活動に積極的だったのですか?
A
実は、高校時代ダンス部に所属していてとても充実していたんです。大学では「高校の時ほど楽しめないんだろうな」と思って入学しました。期待値がもともと低かったのですが、国際コミュニケーション学科の体験しながら学ぶ授業方針が自分に合っていたのだと思います。体験を通して学ぶことが好きだということ、自分に足りないものは「教えること」「英語に触れる機会」ということが分かりました。今年は新たにフィールドワークのうちの1つである「サマースクール」へも参加しました。これは、海外からの国際ボランティアと一緒に地域の小中学生へ英語、中国語、スポーツを通した英語を教えるというプロジェクトです。常に英語を話すという状況に刺激を受けました。
Q
沢山活動をされて、さぞ忙しいでしょうね。
A
でもダンスサークルとも両立していました。もう引退しましたが、学生生活を楽しく過ごせている1つにサークルがあったので、私にとって大きな存在でした。
Q
今までの授業を通じて得られたことはありますか?
A
友達、とくに後輩が増えました。あとは、頭ばかりで考えているだけじゃなくて、やってみないと分からないことがあると学びました。行動に移す大事さも分かりました。
Q
今後はどのような学生生活を送りたいですか?
A
今度4年生になるので就職活動をしなくてはいけないのですが、興味のあることもやりたいです。そして、やるべきことはさっさとやりたいと思います。
Q
最後に、高校生に一言お願いします。
A
私は、いろんな活動を通して視野が広がりました。自分とは意見が違う人を、排除するのでもなく、自分の意見を曲げるのでもなく、理解することを学びました。
高校生の皆さんには、これからいろんなことにチャレンジして欲しいと思います。
プライベートでもスポーツでも、苦手かもしれないことも試して欲しいです。